薪ストーブライフ CDレビュー #28 その2

Bill Evans & Toots Thielemans

Affinity



Toots Thielemas(トゥーツ・シールマンス)
ベルギー出身のジャズ・ハーモニカ奏者である。今年8月、94 歳で亡くなった。

ミュージシャンとしてはジャズ・ギタリストとしてスタートしたが、ハーモニカの方が評判が良かったみたい。
そのときに使用していたギターがリッケンバッカーであり、その演奏を観たジョン・レノンが影響を受けてそのギターを真似たんだって。

92歳まで第一線で演奏していたというのだから驚きである。
このアルバムはビル・エバンスの共演であり、ピアノとハーモニカという組合せが新鮮だ。
とてもクールですな。マンハッタンの高層マンションから都会を見下ろしながら聴くといいんだろうな。
行ったことないけど。
それにしても1978年の録音なんだって。
ピアノとハーモニカの演奏なんて、まさに大人のための音楽でしょう。

Stephane Grappelli & David Grissman
Live



Stephane Grappelli(ステファン・グラッペリ)
フランス出身のバイオリン奏者で、1997年に89歳で亡くなった。
すごいね、88歳のときには来日して演奏していた。
この人のバイオリンは歳をとるごとに深く、滑らかになっていくのだ。
淀みないというか、まさに流れるようなプレイだ。
バイオリンとマンドリンというのは、チューニングが同じことからとても相性の良い楽器である。
マンドリンの第一人者であるDavid Grissman(デイビッド・グリスマン)との演奏は、とてもスリリングなものである。
一方は弓で弾き、一方はピックで弾く。映像で見ると、同じような楽器なのにこんなに違っていて面白い。




こうやって観てみると、この楽器は聴くよりも演奏した方が100倍は面白いに違いないと思う。

最後は、まだ亡くなっていないけど、60を過ぎて頑張っている日本のミュージシャンを取り上げた。

Gontiti(ゴンチチ)である。
「ダブル還暦フェスティバル 2014」


<課外授業>

すごいね、真っ赤なジャケットに真っ赤なギター。
この人たちの感性もとても共鳴できるもので、琴線に触れるんだよね。


<放課後の音楽室>

先に紹介したミュージシャンに比べればまだまだ若造の60歳代、これからもいい演奏を続けてもらいたいものだ。


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薪ストーブライフ CDレビュー #28

Woodstove 28

今回のCDレビューは、最近亡くなった "高齢"ミュージシャンを中心に紹介した。

CD Review 28
(クリックで拡大)

チャーリー・ヘイデン(Charlie Haden)     2014年死去 74歳
トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans) 2016年死去 94歳
ステファン・グラッペリ(Stephane Grappelli) 1997年死去  89歳

「高齢」というと、ただ名声を引きずった人かと思われがちだが、この3人はほとんど最後まで現役でプレーし、歳を重ねるにつれて芳醇な演奏になるという、超人プレーヤーだったのだ。

チャーリー・ヘイデン

ジャズのウッド・ベースというのは実に地味な楽器だ。全然目立たないし、メロディー・ラインを華々しく弾くこともない。あくまでも裏に徹して演奏をサポートする。が、土台のしっかりしていない建物がお話にならないように、リズム・セクションがしっかりしていないとバンドとしての演奏も心許ないものになってしまう。

いいベース・プレーヤは大勢いるが、チャーリー・ヘイデンがすばらしいのは、チャーリーといっしょに演奏することで、1+1が2で終わらず、3にも4にもなってしまうことだと思う。そんなすごいアルバムを3枚紹介した。

Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba(ゴンザロ・ルバルカバ)
Tokyo Adagio



2005年に、東京ブルーノートでのデュエット・ライブである。
コンザロ・ルバルカバは、チャーリー・ヘイデンによって見出された、キューバ出身のジャズ・ピアニストである。
ものすごいテクニックがあって、バリバリの演奏で知られているのだが、この二人のライブは違う。
スローなバラードが中心なのだ。ゆっくりとした旋律なのに、端正で、粒が立っていて、凛々しい、そんな印象のピアノだ。
そんなゴンザロさん、すばらしいよ。しかも、それに寄り添うチャーリーさんのベースがイトオシイ。いい出汁がでているって、まさにこのことだ。なんて「きれい」な演奏なんだろう。美しいねぇ。

Charlie Haden & Keith Jarrett(キース・ジャレット)
Last Dance



キース・ジャレットとは2枚のデュエット・アルバムをだしているほど相性がいいんだろう。
このアルバムも、キースさんの自宅スタジオでの録音だとのこと。
とてもリラックスした、ホンワカとした印象をうける。
ゴンザロさんとのアルバムの違いがよくわかる。このアルバムは、自宅スタジオということもあるのか、とてもリラックスしているのがわかる。一方、ゴンザロさんのアルバムは、ライブの一発録音だからか、緊張感というか、張りつめた感がある。
つくづくチャーリーさんの人柄の良さを感じるのだ。信頼関係があることがよくわかる演奏じゃないか?

Charlie Haden & Pat Metheny(パット・メセニー)
Beyond the Missouri Sky



ゴンザロさんもそうだけど、パット・メセニーも自分のバンドで演奏するときとはまったく別物の演奏になってしまうようだ。
それこそが、チャーリー・マジックなんじゃないかと思う。この3枚はなんだか兄弟のようなアルバムに思えて、大事にしたいアルバムだなぁと、改めて思うことよ。

薪ストーブライフ CDレビュー #27 その2

James Taylor のアルバムでベストを挙げなさいと言われれば、躊躇なくこれでしょう。

51dhhSr41ML.jpg

Gorilla です。1975年のアルバム。

なんだろう、この心地よさは。
麻のジャケットにジーンズをはいている感じ。
その中でもいつまでも心に残るのが Wandering なのである。



少し切ない感じがするけど、この湿っぽさがいいのだ。
I've been wandering early and late from New York City to the Golden Gate...
and it don't look like I'll ever stop my wandering...

この YouTube の写真、古いけどわたしの想うアメリカの感じがよくでています。

もう少し続く。。。

薪ストーブライフ#27

薪ストーブライフ #27 の CDレビューを書いた。

WoodStoveLife27c.jpg

WoodStoveLife27.jpg
(クリックで拡大)

大好きなミュージシャンの一人である、James Taylor を紹介した。



やはりこの曲でしょう。
この曲を聴いたときの衝撃はまだ覚えてますよ。
それまでもアメリカの音楽はラジオで聴いてはいたけど、意味なんか理解してなかったからね。
でも、この詩は中学生のわたしにもかろうじて理解できた。
だもん、一気に好きになるわね。
どんなにつらいときがあっても、君のそばにはわたしがいるよ~ You've got a friend.

このバージョンは、作曲者のキャロル・キングとデュエットしたもので、デビュー当時にいっしょに演奏していたトュルーバドールというライブ・ハウスでの再演ですね。2007年の演奏で、バック・ミュージシャンも当時のまま。いわゆる同窓会ですね。
とても暖かい演奏ですね。これがヒットしたのが1971年のことであった。

続く~




薪ストーブライフ CDレビュー #26 その2

中南米のギターが好きなのだ。

行ったことはないけど、とてもゆったりしていて、優しい風を感じるのだ。
その中で最も好きなギタリストが「キケシネシ」さんなのだ。



なんてやさしいメロディなのだろうか。
このピアノの「カルロス・アギーレ」さんも大好きなミュージシャンなのだが、この二人の気持ちが繋がった演奏は感動的だ。
よくは知らないけど、きっと親友なのだろうと思わせるに十分ではないか。
ちなみに、この二人はアルゼンチンの人である。
すばらしい~

同じギターとピアノでこっちはどうだ。



ホメロ・ルバンボさんのギターとセザル・カマルゴ・マリアーノさんのピアノである。
こちらはブラジルの方である。

明らかに日本人のノリとは違うけど、いいなぁと思うのはわたしだけかいな。。。
この二人を聴いて俄然中南米に興味が湧いたのだ。
行けたらいいなぁ~

同じように、中南米のギターに憧れる日本人ギタリストもいることはうれしいことである。



大萩康司さんである。この曲は、キューバの人の作曲である。どうだい、中南米ギター、まいったね。

もう一つ、中南米ギターが好きになるきっかけとなった曲である。



作曲はブラジル人のサルジオ・アサドさん。曲名はヴァルセアーナ。
演奏しているのは Jeff Carter さんという人。趣味の人だと思うのだが、なかなかの腕前と見た。

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