SIGMA DP1 Merrill

カメラに興味のない人には申し訳ないです。
と、お断りした上で、久しぶりに凄いカメラがあった。

DP1Merrill.jpg

見た目、ただのコンパクト・デジタル・カメラだ。本当に素っ気ない、いい意味でシンプルなデザイン。レンズは収納されない。レンズは35mmフィルム換算で28mm、画像センサがSIGMA独自のもので有効画素数4600万画素。
これがすべてを物語る。凄まじいばかりの解像度だ。

Merrill01.jpg

SIGMAのウェブ・サイトからの引用なので、詳しくはSIGMAのスペシャル・コンテンツを見てください。まるでSIGMAの回し者のようだけど、まだこんな製品を作れる会社が日本にあったんだと、大げさでなく感動した。

まるでカメラのF1レース・カーのようだ。これだけの解像度の写真を撮るためには、体得しておかなけれければならない作法が数多くある。
一つ、記録データはRAWフォーマットで記録し、後からソフトウェアで「現像」処理して、自分の納得する「絵」に完成させる必要がある。だから、Photoshopなんかの画像処理ソフトの知識も要求される。また、RAWフォーマットではデータ・サイズが大きくなるので、モニタ表示までに時間がかかる。電源オンにしてからの起動時間も長いみたい。なおかつ連続撮影も苦手。
一つ、手ぶれ補正機能がない。この解像度で再現しようとすると手持ちではブレてしまう。28mmのレンズだからピントよりも手ぶれの影響の方が大きい。だからコンパクトなのに三脚が必需品となる。
一つ、標準でバッテリが2個つく。ということは、すぐにバッテリがなくなる。だから、常に3〜4個持ち歩く必要があるらしい。
一つ、ISOは400くらいが限界のようだ。要するに暗い所の動くものは苦手なんだね。これだけでもすごい制約だ。普通に考えたら、普通の生活では使えない。

それでも、そんな艱難辛苦を乗り越えた暁には、こんな作品だって夢じゃないと思わせる。

Merrill02.jpg

要するに、見たままの情報は間違いなく記録しますよと。後は、あなたの感性で「絵」を完成させてね、というカメラか。確かに、28mmレンズなのに4600万画素もあるからも、必要な部分を切り取って拡大すると、まるで望遠レンズで撮ったような解像度になる。簡単にパシャパシャ撮れないあたりもまるでフィルム・カメラだね。

今回このカメラを調べて改めてRAWデータの処理方法について学んだ。通常はJPEGで保存するけど、その時点ですでに元データではないのね。あ〜奥が深い。

それにしてもこれで実勢価格が8万か(2013年1月14日現在)。
おそるべしSIGMAというメーカ。フィルム・カメラ全盛の頃は、SIGMAといえば、安いけど暗いっていうレンズ・メーカだと思っていたのに。いつからこんなスゴイものを作るようになったんだ。

自転車でも、ロード・レーサに同じことを感じる。強い前傾姿勢を強いられるし、タイヤは細くて空気圧が高いから乗り心地は最悪だし。それに、あの姿勢であのフレーム角度だとまるで自転車が「もっと速くペダルを回せ」と言わんばかりに足が勝手にクルクルと回りだす。体力がないとすぐに息が切れる。でもだ、ペダルを踏み込むとそれに瞬時に応えるレスポンスの良さ。あっという間に50km/hに達するかのような感覚。道路のデコボコが直に手に伝わるリアル性。「恐れ入りました、体を鍛えて出直します」といつも謝ってしまう、情けない自分。

包丁にも同じことを感じる。研げばとぐほど切れ味を増すんだけど、丁寧に使わないと簡単に自分の手を切ってしまう。鋼(はがね)の包丁だと洗ったらすぐに拭かないと錆びるし。ナマクラな包丁なら安全なんだけど、切れない。高い性能を求めようとすると、それなりの技量が求められるという、当たり前の話だね。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

tomiohoriguchi

Author:tomiohoriguchi
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード