フード・インク(Food, Inc.)

「フード・インク」を観た。
アメリカにおける食の現状を訴えてアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネートになった作品だ。

FoodInc.jpg


1つのブロッコリを買う値段で2つのチーズバーガーが買えるという事実。。。
それほどハンバーガーが安いということ。
その価格を実現するために食品加工を工場にするということ。
工場になると、労働者も「機械」としか扱わなくなるということ。いつでも「替え」がきくということ。
工場として機能させるためには、大量に、安価に、安定して原材料を入手しなければならないということ。
そのための基本となるのがコーン(トウモロコシ)であり、それを安く生産するために遺伝子組換技術があるということ。
そのコーンを、材料としてだけでなく、本来、草を食べるべき牛、豚、鶏にまで与えて早く、大きく成長させるということ。
大きくなりすぎて自分の体重を支えきれずに2、3歩歩いただけで足を骨折してしまう鶏。。。
問題は家畜だけではない。糖尿病、肥満などの病気の問題。これは特に低所得者層に多く、薬代が高くついてしまうという現実。
さらに、まっとうな大豆を作れないという、大手食品メーカのロビー活動による法律の改悪。
まだまだ問題があるんだけど、書ききれない。。。

FoodInc2.jpg

大量生産システムに反旗を翻す農家もあって、手間をかけて家畜を育て、自らの手で絞め、安全な肉、野菜を細々と販売している人もいる。その人のコメントが印象に残った。
「規模を大きくすることは考えていないよ。規模が大きくなれば、家畜だけでなく、買いに来てくれる人を見る目も変わってしまう。」
こんなカッコいいカウボーイがまだいることにも驚いたぞ。

アメリカは変な国だなぁと思ってしまうけど、こうやってちゃんと告発する映画もある。しかも、アカデミー賞にまでノミネートされる。翻ってどこぞの国は、体制側(官僚)に有利な情報しか流れてこない。この映画だって、東京で公開されているのはたったの一箇所、しかも100名しか入らない「シアター・イメージフォーラム」だ。アメリカもアメリカだけど、どっかの国もどうなのよって話だ。日本は世界で一番大量に食品を捨てている国だそうで。。。そんな映画も次に公開するそうですよ。

大勢の人に観てもらいたいものだなぁ。。。

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